映画

白石晃士『貞子vs伽椰子』

昼、新宿、中川君に会う。 下北沢へ、「CITY COUNTRY CITY」でタコのジェノベーゼ食べる。 新宿、ピカデリーで黒沢清『クリーピー』見る。 後、バルト9で白石晃士『貞子vs伽椰子』見る。予告編を見る限りで、この映画のホラーとしての質、あるいはコメディ…

6月11日 森田剛

昼、神楽坂、「芝蘭」で麻婆豆腐定食。 アンスティチュフランセでロメール『木と市長と文化会館』見る。同じ回を見ていた高野さんに久しぶりに会う。 夜、新宿、TOHOシネマで吉田恵輔『ヒメアノ〜ル』見る。面白かった。森田剛がすごく良くて、まるで森田剛…

5月7日 三池崇『テラフォーマーズ』

昼、渋谷、中川君に会う。 「麗郷」で豚細切りそば食う。 タワーレコードでSaToAのインストアライブ。すごい良かった。 サーティーワンアイスクリーム食いながら代官山ツタヤまで行く。 TOHOシネマで三池崇『テラフォーマーズ』見る。途中何を見ているのかわ…

2月11日 トッド・ヘインズ『キャロル』

朝、恵比寿映像祭に行く。 昼、下北沢で中川君に会う。「茄子おやじ」で大盛カレー食う。 渋谷シネパレスでトッド・ヘインズ『キャロル』。 トッド・ヘインズという固有名を知ったのは、一年ほど前にこの『キャロル』の素晴らしい予告編を見たときがまったく…

1月9日 アピチャッポン『真昼の不思議な物体』

昼、渋谷、中川君に会う。 イメージフォーラム近くのビストロで肉のプレート食う。 イメージフォーラムでアピチャッポン『世紀の光』『真昼の不思議な物体』。 『真昼の不思議な物体』の荒々しさは、ある種の作家の処女作だけが持ちうる絶対的な荒々しさだ。…

2015年ベスト

新作映画 ・ホン・サンス『今は正しくあの時は間違い』 ・濱口竜介『ハッピーアワー』 ・黒沢清『岸辺の旅』 ・マノエル・ド・オリヴェイラ『アンジェリカの微笑み』 ・マイケル・マン『ブラックハット』その他(初見の旧作、ライブ、食など) ・エドワード・…

11月3日 M・ナイト・シャマラン『ヴィジット』

昼、池袋、humaxシネマでM・ナイト・シャマラン『ヴィジット』見る。最高である。中学生の姉弟がばあちゃん家に行ったが祖父母が変で、最初「年寄りだからだろう」と思っていたがそのうち「年寄りだからだろう」では済まされなくなるだけの映画である。祖父…

10月25日 ホン・サンス『今は正しくあの時は間違い』

朝、六本木TOHOシネマズでTIFF、ホン・サンス『今は正しくあの時は間違い』。真冬に石油ストーブを焚いて部屋の中で見たいと思える映画はことごとく傑作だ。 絵を見る、または鮨屋のカウンターに向かう彼女を軸にして我々観客とちょうど対称に座って、彼女を…

黒沢清『岸辺の旅』

昼、新宿、中川君に会う。 割烹「中嶋」で鰯のフライ定食食う。 テアトル新宿で黒沢清『岸辺の旅』。深津絵里の美しさ、とはそのバランスの美しさである。重さを引きずる映画というのがあって、たとえば『東京暮色』や『乱れ雲』や他にも山ほどあるが、その…

10月4日 黒沢清『廃校奇談』

昼、渋谷、ヴェーラで黒沢清『廃校奇談』『木霊』『花子さん』『タイムスリップ』。どれも最高に面白い。『廃校奇談』の諏訪太郎の使い方や階段を氷塊が滑り落ちてくるところや教師との小津の切り返しなど、さりげなく遊び尽くしているところが最高である(テ…

9月27日 会社の草野球

朝、草野球の試合に助っ人で参加。 7番レフトで2打数1安打。逆転サヨナラ負けするが、最高に楽しい。定期的にスポーツやりたい。 夕方、新宿、TOHOシネマで石井隆『GONIN サーガ』見る。最高にかっこいい。雨やスプリンクラー、花びらで画面をいっぱいにして…

『アオイホノオ』の黒島結菜

帰り 、確かに津田さんがなにもしていなかった 、今なにを言ったのか記憶に残らない何かを言って、いつの間にか消え去っていたことを確かめられずにはいてもたってもいられなくなり、中野のツタヤで『アオイホノオ』を借り、金麦を買って帰る。『ストレイヤ…

是枝裕和『海街diary』

夕方、バルト9で是枝裕和『海街diary』。 最高の映画とは、その映画が永遠にループ再生される映画館で、座席に座りながらゆっくりミイラになって死んでいきたい映画だろう。綾瀬はるかのお辞儀、あるいは広瀬すずのサッカーの試合を解説も音楽もなく定点カメ…

4月4日 ドミニク・サンダ

新宿、武蔵野館でロベール・ブレッソン『やさしい女』。ドミニク・サンダのデビュー作であり、映画館のシーンでドミニク・サンダが見る映画にピエール・クレマンティが出演している。この翌年が『暗殺の森』であるのが素晴らしい。彼自身によるロベール・ブ…

3月31日 映画とは竜巻

夜、ユーロスペースでアレクセイ・ゲルマン『神々のたそがれ』、2回目見る。中原昌也のCDもついているパンフレット買う。 帰り、新宿ツタヤ5階のロジャー・コーマンの作品などが置いてあるコーナーで「お宝ですよ」と書いてあったユーリ・ノルシュテイン作品…

3月27日 光陰的故事

渋谷、イメージフォーラムでエドワード・ヤン他『光陰的故事』。 1話の『小龍頭』もかなりやばかったが、エドワード・ヤンが監督した2話の『指望』はど傑作だった。 この2つに共通しているのは、少年少女時代の官能的な体験である。もはや我々が法外な官…

3月26日 エドワード・ヤン『恐怖分子』

渋谷、イメージフォーラムでエドワード・ヤン『恐怖分子』。 3回目だが最高に面白かった。今日気付いたのは、刑事のおっさんが微妙にオカマっぽいこととかくりぃむしちゅー上田そっくりの青年が金持ちの坊っちゃんであることとか、やっぱりすごい。写真の女…

『花子とアン』の吉高由里子

吉高由里子が最も生き生きとするのは作り話をしている瞬間である。吉高由里子が王蟲やトリスおじさんと対話している瞬間こそ至福のときだし、『花子とアン』で輝いていたのは兄と高梨臨をくっつけるためにひと芝居打つシーン、つまり『花子とアン』という作…

クリストファー・ノーラン『インセプション』

DVDでクリストファー・ノーラン『インセプション』見る。『インターステラー』見るまではダークナイトシリーズしか見たことがなかった。すごい面白かった。 ノーランの時間のイメージとは、直線的、一直線上にある連続した時間ではなく、層状に積み重なった…

山崎貴『寄生獣』

夜、ブルク13で山崎貴『寄生獣』見る。 原作そのままやれば自然にそうなるだろうから監督にそういった意識があったかどうか分からないが、これはかなり(現代)映画的に色々やりたくなる脚本だと思う。ドライヤー、ブレッソン、ストローブ、コスタ・・・。つま…

クリストファー・ノーラン『インターステラー』

ブルク13でクリストファー・ノーラン『インターステラー』見る。打ちのめされた。 草、風、塵、光・・・多幸感に包まれっぱなしだった。上映中スクリーン横切る爺さん2人いたが、これも映画の一部として楽しめてしまうほどに色々馬鹿になった。今までそんな…

9月4日 グリフィス『ドリーの冒険』

2時間車の運転する。 この致死的な鉄の塊をビュンビュン飛ばし交わすというのはまったくばかげている。あらゆる記号が五感に飛び込んできて処理しきれなくなり、発狂、そして死、というイメージしか浮かばない。これを皆いつの間にか当たり前のような顔をし…

9月1日 園子温『TOKYO TRIBE』

ブルク13でふたたび『TOKYO TRIBE』。 園子温の映画は何度でも繰り返し見る類の映画ではない。そういう瞬間がまったくないわけではないが(冒頭からの数分間はやっぱり至福である。クレーン撮影による長回し、雨、パトカーの到着、佐々木心音の揉みしだかれる…

8月26日 映画は音楽に嫉妬する

「映画は音楽に嫉妬する」とは黒沢清の言葉。ラストバウスでのゆらゆら帝国ライブはあまりに官能的だった。音が全身に触れ膝蓋腱反射が体の至る所で起きた。 なぜベースをやっている男はもてるのか?という疑問にたいし、「子宮に響かせることができるので」…

8月25日 狂い咲きかもしれない

最近ナカハシ君が白メシ、赤飯だと言っている『るろうに剣心-追憶編-』(OVA)を見る。白メシだ。 帰りに有隣堂で白梅の線香を買って帰る。斉藤「梅の花の香りがした」 隊士「夏ですよ?」 斉藤「狂い咲きかもしれない」迷い猫涼風真世Amazon

6月29日

夜、新宿、中川君に会う。 「草枕」でナスチキンカレー食う。 バルト9で中島哲也『渇き。』見る。 役所広司とオダギリジョーの銃撃戦が最高だった。子供が「パパ〜」言ってるのがサム・ペキンパーぽかったし、一瞬入る空のショットなんかも(いちおうオダギ…

6月12日 偉人と乞食

微妙に時間があったので図書館の雑誌コーナーで『エピステーメー』の映画特集を立ち読みしていて、トリュフォーのチャップリンについての文章で、チャップリンは2種類の人間だけ撮った、それは「偉人」と「乞食」で、前者は「私は何者なのか」と問い後者は「…

6月4日 本当に笑うためには死なねばならない!

数年前、アテネ・フランセで見たあるストローブ=ユイレの映画の中で、スクリーンプロセスが使われていた。スクリーンプロセスというと大概は自動車など乗り物の背景の風景映像として使われているが、ストローブ=ユイレのスクリーンプロセスは違った。たし…

5月24日 ゆらゆら帝国 2009.04.26 LIVE@日比谷野外大音楽堂

夕方、吉祥寺、ナカガワ君に会う。 バウスで大根仁『ゆらゆら帝国 2009.04.26 LIVE@日比谷野外大音楽堂』。瞳孔開きっぱなし鳥肌立ちっぱなしだった。体中の至るところで何度も膝蓋腱反射のような反応が起こって体がバカになった。 坂本慎太郎のダンス。亀…

5月16日 柳楽優弥

日中、3か月ぶりの工場に行く。サイトウさんに会う。 帰り、川崎の銭湯でフロ。給料を貰いに行く。 マツヤで牛丼食い、ブルク13で山口雅俊『闇金ウシジマくんPart2』見る。 前回Part1で大島優子がすごい貧乏なアパートに住み母親がパチンコばっかりやってい…