2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月24日 死者とのダンス VIDEOTAPEMUSIC『世界各国の夜』

夜、渋谷、wwwでVIDEOTAPEMUSIC『世界各国の夜』発売記念ライブ。wwwは元映画館だというので、巨大なスクリーンがある。 葬送というよりも蘇生の儀式のようだだった。彼らの演奏に合わせてスクリーンの人物たちがセリフを吐き歌い踊る。いや、むしろスクリー…

10月25日 ホン・サンス『今は正しくあの時は間違い』

朝、六本木TOHOシネマズでTIFF、ホン・サンス『今は正しくあの時は間違い』。真冬に石油ストーブを焚いて部屋の中で見たいと思える映画はことごとく傑作だ。 絵を見る、または鮨屋のカウンターに向かう彼女を軸にして我々観客とちょうど対称に座って、彼女を…

10月20日

夕方、早稲田松竹でジョージ・ミラー『マッド・マックス2』『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』見る。マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)トム・ハーディーAmazon

10月19日 夜行バス

昼、ダイワ前の新しくできた図書館に行く。 木とガラス(鏡)でできていてなかなか良いが、卓球台とかつての食堂がないのが残念である。老人たちが呆気に取られてさまよい、立ち尽くしている。 フェリオ2階の喫茶店で休憩する。 夜ご飯で出たいも煮がうまくて…

10月18日 ブックエンド2

朝、富山に着く。 昼食で出たおにぎりともつうどんがうまくて3回おかわりをする。もつうどんはこてっちゃんを入れただけのうどんだが、味に土着感があるというか浮わついていなくてうまい。 午後、総曲輪近くの古本屋ブックエンドで大橋仁「目のまえのつづき…

10月17日

昼、神保町、中川君に会う。 「天婦羅はちまき」で天丼大盛り食う。 神保町シアターで森崎東『喜劇 女は度胸』見る。 夜、神保町試聴室で井手健介と母船、sakanaのライブ。青葉市子がかわいくてずっと凝視していた。 肉そば食って帰る。 新宿から夜行バスで…

10月16日 志賀理江子「螺旋海岸 notebook」

昨日突然夏休みを貰い、今日から5連休になった。 昼、神保町ぶらつく。アテネフランセでパトリック・キーラー『ロンドン』見る。 サンマルクカフェで昨日アマゾンから届いた志賀理江子「螺旋海岸 notebook」読む。言葉の密度がすごい。何重にも練りこまれて…

10月12日

夜、市ヶ谷の内臓屋で中川君と呑む。 先日代官山で借りたアレアの話や中学校の話をした。 「中学校には暴力しかなかった」というのは我ながらこの日一番の名言であった。思えば、中学校の思い出はことごとく暴力だ。暴力しかない。中学校の思い出を「暴力」…

10月11日 同録の持続 溝口健二『残菊物語』

昼、銀座、東劇で溝口健二『残菊物語』見る。 アフレコが良いと思ったことはこれまで山ほどあるが、同時録音が良いとリアルに感じられたことはこれまであったろうか?ヌーベルヴァーグやストローブ=ユイレの同録を経由してもそれをリアルに「良い」と思えた…

10月10日 友達の姉さん

昼、渋谷、中川君に会う。 「ムルギー」で玉子入りカレー食う。 代官山ツタヤに行ってテリー・ライリー、アシュラテンペルなどCD7枚借りる。 ヒューマントラストシネマで再び『岸辺の旅』見る。ヒューマントラストでは他にインド映画の特集をやっていて、中…

10月8日

夜、高円寺サンマルクカフェで小西康陽のラジオ聞く。先週からTBSラジオで始まったらしい。 小西康陽のことを今までよく知らなかったので衝撃を受ける。 言葉の先走り汁をダラダラ垂らしながら、つねに興奮して喋っている感じというか、喋りがドライブする感…

黒沢清『岸辺の旅』

昼、新宿、中川君に会う。 割烹「中嶋」で鰯のフライ定食食う。 テアトル新宿で黒沢清『岸辺の旅』。深津絵里の美しさ、とはそのバランスの美しさである。重さを引きずる映画というのがあって、たとえば『東京暮色』や『乱れ雲』や他にも山ほどあるが、その…

10月4日 黒沢清『廃校奇談』

昼、渋谷、ヴェーラで黒沢清『廃校奇談』『木霊』『花子さん』『タイムスリップ』。どれも最高に面白い。『廃校奇談』の諏訪太郎の使い方や階段を氷塊が滑り落ちてくるところや教師との小津の切り返しなど、さりげなく遊び尽くしているところが最高である(テ…