11月15日 INA『つつがない生活』

友人がtwitterで紹介していたINA『つつがない生活』読む。 「10年後自分が何をしているのか」あるいは「10年前何をしていたか」、をふと想起させてくれる作品は偉大である。 主人公イナヲと妻ユウ、そしてユウの歳の離れた妹カナミの親子のような3人暮らし…

3月18日 前野健太「百年後」

夜、新宿、中川君に会う。 台湾小料理『香城』でビール、空芯菜炒め、角煮ごはん、パーコー飯、スーラタンメン食う。 ピカデリーでジョン・マスカー、ロン・クレメンツ『モアナと伝説の海』見る。 高円寺の本屋で前野健太のエッセイ「百年後」買って帰る。寝…

1月9日 みぎわパン『ぱんこちゃん』

昼、神保町。 古本屋でみぎわパン『ぱんこちゃん』『ぱんこちゃんになろう』買う。これはやばい。 夜、新宿。 武蔵野館でジョニー・トー『ホワイト・バレット』ぱんこちゃん作者:みぎわパン青林堂Amazonホワイト・バレット(字幕版)ルイス・クーAmazon

1月4日 正月、犬を連れた親戚

あっという間に正月が終わった。29日の夕方に帰り、3日の夕方に東京に戻るまで、毎日同じことを繰り返した。同じことを繰り返したので、一瞬で終わってしまった。 朝9時に起き、熱い風呂に入って朝ごはんを食べ、冬のソナタの再放送を見たりし、昼ごろ自転…

12月10日

昼、下北沢、古書ビビビで古井由吉『槿』買う。 中川君に会う。「YOUNG」で二種盛りカレー大盛り食う。 渋谷へ。再び『この世界の片隅に』見ようとしたが満席で入れず。青山ブックセンターで『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィー』、『監督 小津安二郎 …

グルーヴとは何か?

「鬼太郎で一番好きな回は?」と聞かれてまず答えるのはもちろんバックベアード軍団率いる西欧妖怪軍団と鬼太郎率いる日本妖怪軍団が戦をする回だけれども、じつはもうひとつ大好きな回があって、それは死んだ父親を蘇生させるために、小学生の女の子が鬼太…

5月15日 小西康陽「ぼくは散歩と雑学が好きだった。」

昼、神保町。 ジャニスにCD返し、散歩。古本屋でフライシャー『10番街の殺人』のビデオが100円、ロメール『クレールの膝』のビデオが1000円で売られており、購入。 昨日、『とんかつ いもや』に行ってからずっと『天ぷら いもや』も気になっていたので、行っ…

2月17日 料理生活

先日、阿佐ヶ谷の古本屋で梅本洋一「料理生活、ロードムーヴィー風」を見つけ、読んでから料理生活を始めるようになった。 今日の料理は鮭のムニエルと自家製タルタルソース、アンパンマンポテト、ごはん、納豆。 鮭(3切)に塩・コショー、小麦粉をたっぷりま…

10月16日 志賀理江子「螺旋海岸 notebook」

昨日突然夏休みを貰い、今日から5連休になった。 昼、神保町ぶらつく。アテネフランセでパトリック・キーラー『ロンドン』見る。 サンマルクカフェで昨日アマゾンから届いた志賀理江子「螺旋海岸 notebook」読む。言葉の密度がすごい。何重にも練りこまれて…

7月19日 淫売婦・移動する村落

夕方、吉祥寺、「バサラブックス」で鶯谷の本(「東京最後の異界 鶯谷」)を発見、500円で買う。谷中周辺の専門書などは読んだことがあったが、鶯谷の専門書があると知らなかった。大学2年生のとき授業の期末レポートで、「宇宙、日本、鶯谷」という鶯谷論を書…

9月13日

昼、仮免試験に合格。 渋谷、中川君に会う。丸亀製麺屋でぶっかけ、かしわ天。まんだらけで榎本俊二の「火事場のバカIQ」購入。スペイン坂「人間関係」でビール飲む。 ユーロスペースでノア・バームバック『フランシス・ハ』見る。 ブックオフ前のお好焼屋で…

6月12日 偉人と乞食

微妙に時間があったので図書館の雑誌コーナーで『エピステーメー』の映画特集を立ち読みしていて、トリュフォーのチャップリンについての文章で、チャップリンは2種類の人間だけ撮った、それは「偉人」と「乞食」で、前者は「私は何者なのか」と問い後者は「…

4月7日

阿部和重の『アメリカの夜』を読み1年ぶりに早朝ランニングを再開する。 以前もたしか同じように80年代に触発されて走り始めたが、公園が工事で封鎖されて走るのをやめてしまっていた。最近はリオ・ブラボーのディーン・マーチンみたいに退廃的な生活を送っ…

1月22日 安部公房『人魚伝』

安部公房『無関係な死・時の崖』(新潮文庫)に収録されている短編『人魚伝』を久しぶりに読む。海で見つけた人魚とアパートを借りて一緒に住む話としか覚えてなく、今日久しぶりに読んであまりに美しい恋愛小説で驚いた。どのような恋愛がしてみたいかと今…

12月11日

佐々木中「夜戦と永遠」(上)を読んでいる。お早よう。「すべての映画は『さようなら』を言うための修行だ」、というのはペドロ・コスタの言葉である。p254.葬礼とは、単に死者の死を「飲み込めない」周囲の人々の慰めのためだけにあるのではない。それは死…

10月29日

昼、関内ラーメン二郎で小ブタ 丹生谷貴志「光の国」を読む。すごい面白い。 その中で引用されているクリフォード・D・シマックの「逃亡者」―木星探査員のリーダー・ファウラーは、隊員たちを転移機で木星の生物・ローパーに変え木星に派遣するが、誰ひとり…