7月19日 淫売婦・移動する村落

夕方、吉祥寺、「バサラブックス」で鶯谷の本(「東京最後の異界 鶯谷」)を発見、500円で買う。谷中周辺の専門書などは読んだことがあったが、鶯谷の専門書があると知らなかった。大学2年生のとき授業の期末レポートで、「宇宙、日本、鶯谷」という鶯谷論を書いた。鶯谷は最も好きな駅のひとつである。
夜、用事で武蔵小金井の祭りへ。さまざまな阿波おどりを見る。
高円寺、「古書十五時の犬」で葉山嘉樹『淫売婦・移動する村落』を300円で買う。
近所のフロ屋へ。久しぶりの脱法風呂。連休の中日で梅雨も明けたので、混雑していて椅子と桶が足りていない。
脱法風呂は通常、6人乗りである。しかし今日は7人、8人乗っている。この時期、ただ涼むだけの目的で入っている連中もいる。誰かが下車するたびに車体は揺れ、激しい酔いが襲う。
帰宅、冷房で部屋を冷やし、蚊取り線香を焚いて、バドワイザーと冷奴を食う。
借りてきた稲川淳二のビデオをみながらいつの間にかうつらうつらとする。最高である。