2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧
元英国首相アダム・ラングの自伝執筆を依頼されたゴーストライター(ユアン・マクレガー)。彼には名前がなく自らを「ゴースト」と名乗る。彼は執筆のためにラングの滞在する孤島を訪問する。ロンドンから、ジャンボジェット、小型ジェット、フェリー、自動…
孤独な不良少年・藤原陸(徳山秀典)は暴走族抗争の助っ人として、その日暮らしの生活費を稼いでいた。ある日偶然、西田ボクシングジムのアマチュア・ボクサー・棚夫木克己(佐藤祐基)と出会い、陸はケンカを仕掛けるがあっさりと倒されてしまう。その悔し…
オーディトリウム渋谷の「サウダーヂ」先行上映に行ってきた。 先行上映ということで何台かカメラが来ていて、暗闇の中で観客の表情を撮ろうとしていた。僕は使えないような顔をしていた。 山梨の中心街。全国地方都市のあらゆる中心街がそうであるように、…
近所にストリップ小屋がある。 タンバリンを必死に叩く音が頻繁に聞こえてくるし、店前の大きなポスターも色鮮やかですごく工夫されている。小さな店だけれど、店長の一生懸命さが伝わってくる。ジョン・カサヴェテス「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」(…
去年の秋に「ヴェルクマイスター・ハーモニー」(2000,白黒)と「倫敦から来た男」(2007,白黒)の2本を見て、アコーディオンの音にやられたのか、異常な長回しにやられたのか、よく覚えていないが、タル・ベーラという人に一目惚れしてしまった。もう一度…
Youtubeの「〇〇してみた」の動画やその他諸々を見るとき、自分で自分を撮るということがいかに難しいかが分かる。 大概、そこには他人が入り込む余地がなくて、いやらしく、痛々しいものになってしまう。クリント・イーストウッドさん、ジョン・カサヴェテ…
何かがおかしいと思う世界は居心地が悪い。革命、とは言わないまでも変化を起こしたい。自分で映画を撮って変化を起こせるだろうか。しかし1人で何ができると言うのか。変化を起こすなど夢のまた夢。結局、流れに流されるだけなのか。なんとかして未来へ繋…
あまり「変態・・・、変態・・」と言うのも気が進まない。しかし他に思いつく言葉がない。スピルバーグは変態であり続けることをためらっているのだろうか、「宇宙戦争」(2005)は「未知との遭遇」(1977)から明らかに変化をみせていた。宇宙人が乗ってい…
スピルバーグも変態だった。「未知との遭遇」(1977)を初めて見た。これは「UFO=映画」の映画だ。 UFOに魅了されてしまう主人公ロイをはじめとする一般人たちは変態だ。そしてUFOを追う調査団一行も変態で、そのリーダー役をトリュフォーが演じて…
中学生のとき文集に「私(オレ)には夢がある」「いつかステージに立ちたい」「時の声が聞こえる」などと書いて、多くの生徒に、単純に「頭のおかしい人」として馬鹿にされている同級生がいた。 しかし、単純に「頭のおかしい人」として彼女(女性なのだ!)…
家の小さなテレビで、部屋を明るくしたまま映画をみるとき、しばしば他のものに意識が行ってしまって、なかなか集中できない。 しかし、サミュエル・フラー「最前線物語」(1981)は、113分間一瞬も目を離すことができなかった。家でこんなに集中して映画…
人生で7回ほどスターバックスに入ったことがある。店員さんに急かされて(いるような気がして)、メニューの一番上にあるコーヒーの名を言って、暇つぶしにたぶんそれを飲んだのだろうけれど、その匂いも、味も、名も、覚えていない。同じく暇つぶしのため…
今日は飯田橋にある日仏学院でアルノー・デプレシャン「キングス&クイーン」を見た。日仏学院の日本とは思えないような素敵な空間で2時間30分たっぷり楽しめた。温かな余韻に浸りながら「なにかウマイものが食いたいな」と思って飯田橋をブラブラと歩い…
中学生の時、「私(オレ)には夢がある。いつかステージに立ちたい。そして歌いたい」と誰かが書いていた。しかし、そういった「夢」は普通は叶うものではないし、もう少し可能性のありそうな「理想」も、それに手が届いたと思った瞬間、新たな「理想」が生…
最近は朝ごはんのミートソース・スパゲッティを食べてから、ゆらゆら帝国の「無い!!」を子守唄にして、眠りに就いている。 「無い!!」(http://www.youtube.com/watch?v=_OdaW1qTKDA)を聴くと本当にうっとりとしてしまう。ゆらゆら帝国を発見したばかり…
ああ・・・みなさん・・・ みなさんとルームシェアしたい・・・ みなさん本当に・・・ みなさんから本当にいろいろ学んでいます。みなさんを知って僕は生き方を変えた。 「ココ☆ナツ」をみました(http://www.youtube.com/watch?v=oW9j9uAY9bQ)。今はだいぶ…
写真家の主人公フィン(カンピーノ)はハチュウ類顔で、容貌は決してカッコイイとは言えない。彼から地位や名誉(つまり「イメージ」)を奪ってしまえば、あんなに自信をもってふるまうことはできないだろう。ただのハチュウ類になってしまえば、気軽に女性…
ユーロスペースの「CALF夏の短編祭」で二度目の「NINIFUNI」を見た。二度目もすごくよかった。 帰りの東横線で隣に会社員が二人いた。1人は50歳くらいの上司で、もう一人は30くらいの部下。部下はひたすら社交辞令的なお話を上司に投げかけていて、…