1月9日 アピチャッポン『真昼の不思議な物体』

昼、渋谷、中川君に会う。
イメージフォーラム近くのビストロで肉のプレート食う。
イメージフォーラムでアピチャッポン『世紀の光』『真昼の不思議な物体』。
『真昼の不思議な物体』の荒々しさは、ある種の作家の処女作だけが持ちうる絶対的な荒々しさだ。フレーム外から聞こえてくる音はたんに空間的にではなくて、時間的に識別不可能になっている。あらゆる時間から聞こえてくる音、声が暴力的に入り混じる。しかしデュラスとも少し違う。
「両親に捧ぐ」にふさわしい傑作。