『アオイホノオ』の黒島結菜

帰り 、確かに津田さんがなにもしていなかった 、今なにを言ったのか記憶に残らない何かを言って、いつの間にか消え去っていたことを確かめられずにはいてもたってもいられなくなり、中野のツタヤで『アオイホノオ』を借り、金麦を買って帰る。『ストレイヤーズ・クロニクル』で一番美しいのはやはり黒島結菜が激しい戦闘を眺めながらただ突っ立ってなにもしていなかったときだった。確かに走ったり叫んだりもしていたが黒島結菜が何より美しいのは仕事をしようとがんばるが達しない瞬間、仕事をしていない瞬間である。黒島結菜は圧倒的に運動よりも時間の人である。