5月31日 脱法風呂

昼、渋谷。
シネマヴェーラ相米慎二『夏の庭』『お引越し』。最高の2本立てである。
夜、近所のフロへ。
水風呂とヨモギ湯の往復に病み付きになり、1時間半も入る。今まで水風呂はたんに稚戯的なものとして設置されているのだと思っていたが、銭湯の本質は水風呂だと知る。銭湯の値段が460円もするのも水風呂のためだ。ヨモギ湯と水風呂の激しい往復にめまいし、限りなく死に近づきながら全身に重力を感じる。水風呂に入っている人をよくご覧なさい。皆目がトロンとしている、あるいは小刻みに左右にブレている。水風呂は「脱法風呂」とか「危険風呂」と呼んだ方がいい。