恵比寿、中川君に会う。
リキッドルームで森は生きているとオウガのライブ。スモークの中の黄色い逆行で出戸君の輪郭だけが黒く浮かび上がり、左腕を規則的にピストンさせ、キュインキュイン音が反復されるとき、さながら『ゲームの規則』の自動人形のようで、ああこれだ、と思って笑い感動した。音楽にしろ映画にしろ、ある種の優れた作品は機械あるいは自動人形のようなものだと再確認する。中川君いわくドラムの勝浦さんは「ロボットになりたい」と言ったという。あるいは坂本慎太郎のロボットへの憧憬。
「大豊記」で餃子、ホイコーロ、チャーハン食う。
中川君が虫を捕っているが、理由を聞くと、解剖し精子を見、写真を撮る、と言う。これが農学部でなくて趣味であればとんでもない変態である。
