東京造形大学

映画監督の諏訪敦彦さん、写真家のホンマタカシさん、建築家の鈴木了二さんによる「「郊外」と「わたし」の居場所」と題されたシンポジウムに参加するために東京造形大学に行ってきた。

横浜から横浜線で40分ほどのところにある相原駅(もうすぐ八王子だ)で降り、そこから山と森に囲まれた一本道を1.5キロ歩いたところに東京造形大学はあった。
さすが造形大学というだけあって、校舎は渦巻のような魅力的な建物だったし、死んだ顔をしていて、すごく素敵で魅力的な学生さんが多かった。

シンポジウムでは、前半、鈴木了二氏の表面的なトークや学生のプログラムに縛られた司会のせいで、なかなか聞きたいことが聞けなかったり、どこかで聞いたことがあるような話ばかりで少々もどかしかった。学生が企画したシンポジウムということで、諏訪さんは大部分を学生に任せてしまっていたし、そもそも他の二人も自分からしゃべるタイプではないようだ。最年長の鈴木さんの表面的なトークにも、諏訪さん、ホンマさんは気をつかって、あまり口出ししない。
だが後半は、3人ともそれなりに積極的にしゃべっていたし、核心的な話もそれなりに聞けたので良かった。それに諏訪さんの傍で休憩時間に、接近して缶コーヒーを飲めたのはすごく嬉しかった。

今日は遠いところまで来て、駅から大学への一本道の途中で可愛い馬も見たし、良かった。