12月14日 花言葉は「大器晩成」

川崎12R、蔓梅擬(つるうめもどき)賞。

買わずにレース映像だけ見る。

出走前、3歳の1番「ゼンノミチザネ」が抵抗しゲートに収まろうとしない。

ディープインパクト、母イーデンズコーズウェイ。

帰ろうとする馬の手綱を複数の男たちが引っ張る。

 

 少年野球チーム「タイガース」の山本監督は、

 相手チームの子どもたちのことを「連中(れんちゅう)」と呼んでいた。

 

出走時刻の20時50分を2分ほど過ぎ、

ゼンノミチザネがゲートに収まると、川崎競馬場のロングショットに、

 

  スパーキングナイター

      蔓梅擬賞

 花言葉は「大器晩成」 

 

と今日も美しいテロップが出る。

ゲートが開くと同時にゼンノミチザネは上位4頭集団の最後尾に付く。

800mを過ぎたあたりで、

画面は、上半分が14頭の馬をとらえたロングショット、

下半分が上位集団(2-9-11-1)の4ショットの2画面に分割される。

 

「ゼンノミチザネは怒っている」

画面は1面に戻り、

背中に★マークのついた、

エメラルド色の光沢のあるユニフォームを着た騎手が

ミチザネを「1・・・2・・・3・・・」と鞭打った後、

「カンシュポカンシュポカンシュポ・・・」と肘を小刻みにピストンさせリズムを取る。

ミチザネはそのまま2番「ブルベアオンス」を追い越し、1着に。

ゼンノミチザネ-ブルベアオンス-ドラムの3頭で決まる。