4月4日

ベイビー・アネットは瞬く間に有名になり、世界各国を縦断する。

歓声を上げ、熱狂する人々。

2日経って、あの空虚さは一体何だったろうかとふと思い出す。

ここにもやはり、

「私たちは何を見ているのか」あるいは「なぜ見ているのか」という問いがあり、

体の芯から凍えるような笑いと恐怖があり、映画館を出た後に続く疲労感と感動がある。

 

『アネット』を見ながら思い出していたのは、

『Sans Titre(無題)』のこと。大歓声の中、バレエを踊る女性のこと。

 


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