7月24日

朝、公園5周
朝走るのをあまり好まないのは、蚯蚓がいるからで、蚯蚓を数メートル先に発見した時は吃驚して立ち止まってしまうし、雨の日など大量に蚯蚓が散らばっている小道に入り込んでしまった時はその場で動けなくなって遭難する。
蚯蚓以外のあらゆる動物―へび、とかげ、いもりや釣り餌のイソメやゴカイ、チロリに至るまで―は全然平気なんだけど、蚯蚓はものごころついたころから全く駄目で、というのも、原初の記憶が蚯蚓にまつわる怖ろしい記憶―2,3歳の頃、粒の粗い砂場で一人で遊んでいると、地面に対して垂直にごん太の蚯蚓が勃起して飛び出て来た、というもの―が関係しているに違いないと思っている。
中学生のときにゴールデンレトリーバーを散歩させていると、ムツゴロウさんがステーキにして食べるくらいの蚯蚓ゴールデンレトリーバーが落ち葉の中から掘り当てた時はゴールデンを置いて逃げたし、高校時代の栽培委員の仕事で、植物の鉢の移動作業の際に、鉢を持ちあげて巨大な蚯蚓を発見したときは、鉢をそのまま置いて仕事をすべて女生徒に任せてばっくれた。
だから朝、瑞々しい蚯蚓が活発に活動する様子があからさまになってしまう時間帯に走ることをあまり好まない。夜、たとえ蚯蚓が活発に活動していたとしても、(蚯蚓だけに)盲目的に避けながらあるいは踏みつぶしながら、走ることができる時間帯に走るのを好む。

夜、おかわり君のホームランを見て刺激を受ける